保育園の転職を考えているときに、転職サイトを見ていて、新設！やオープンスタッフ！といううたい文句を見たことはありませんか？
新設保育園は、来年度新しくオープンする保育園の事。
そのため、設備も最新で新しくきれいなだけでなく、スタッフもみんな一緒にスタートという事で人間関係も築きやすいと人気の求人です。
私は今まで保育園に４園つとめてきましたが、そのうち新卒で入社した保育園と現在も務めている保育園は新設保育園。
保育園の立ち上げから経験しました。
２つの保育園の経験から、人間関係の良さだけではない、新設保育園の魅力を紹介したいと思います！
新設保育園で働く魅力
新設の保育園で働く魅力は、人間関係の良さだけではありません。
最新の設備や、施設のきれいさはもちろん、書類も電子化されていたりと歴史ある保育園とはまた違う良さがたくさんあります。
新設保育園で働いてみてよかったことをまず挙げていきますね。
新設保育園の魅力１・人間関係を築きやすい
やはり新設保育園でオープニングスタッフとして働く最大の魅力は人間関係の良さ。
通常の保育園であれば、すでに出来上がっているコミュニティに新しく入っていくという形になりますが、新設保育園は様々な保育園から集まった保育士がイチから人間関係を築いていくので、比較的人間関係が良い場合が多いです。
新設保育園は平均年齢も若い傾向にあって、主任が20代とか園長が30代なんていう場合もあるほど。
主任が同世代という事で話しやすい雰囲気があり、園全体で仲良し！なんていう保育園も多いです。
私は2園新設保育園で働いていますが、スタートが一緒なだけあり立ち上げからいるメンバーは役職が変われど良好な関係で過ごすことができています。
新設保育園の魅力２・設備が新しい
設備が新しい事良かったと思うのはゴキブリがでない！という事とトイレがきれいなこと(笑)
築年数20年の保育園で働いていた時は、とにかくトイレが暗くて臭くて狭かったので、我慢した結果膀胱炎になったことがあります。
あと、虫問題は苦手な人には深刻な問題。
もちろん新設保育園で働いて数年たてば虫もでてくるようにはなってしまいますが、オープンしてしばらくは虫もおらず、設備はピカピカ。
トイレもきれいだったので、安心してトイレに行けました(笑)
トイレって働くうえで一番大切な設備だと思うので、個人的に綺麗に越したことはないと思います。
新設保育園の魅力３・電子化された記録
保育園で働いていると大変なのが書類。年間カリキュラムから始まり、月案週案指導案……と様々な書類が必要です。
紙ベースの書類で残す事がほとんどですが、新設保育園で働いたところは、各クラスにiPadが設置されていて、子どもの登園時刻もタッチひとつ。
連絡帳も入力していく方式だったので、書くという作業がほとんどなかったです。
月案や週案などもすべてパソコンで入力していく方式だったので、書類関係がとにかく楽になりました。
パソコンが苦手……と考えている人にはちょっと不向きなのかなとは思いますが、スマホを日常的に扱っているのであれば、そこまで大変でもありません。
新設保育園の魅力４・やりやすいように行事を行える
歴史ある保育園の場合、行事はある程度枠が決まっていて、いい意味でも悪い意味でも例年通りで済ますことができます。
新設保育園の場合、それまでの行事の枠組みはないのでイチから作ることに。
それはそれで大変だったりするのですが、保育士がやりやすいように行事を組むことができるので、運動会の種目の量とかをみんなで話し合って決めることができます。
新設保育園の時は、運動会は1クラス1種目のみで、あとはかけっこだったので、1つの競技に力をいれて行うことができました。
新設保育園の魅力は1から園を作れること
様々な保育園を経験してきて、新設保育園でよかったと感じる部分は、行事や日常の保育を1から自分たちで作っていけること。
いろいろな経験を持った保育士が集まって、新たな保育園を作っていくので、衝突もありました。
そして、その分大変なこともあるので、新卒保育士には新設保育園はあまりすすめたくないなとも感じました。
逆に言えば新卒で違う保育園を経験し、転職で新設保育園に入るというやり方であれば、良い事ずくめなんじゃないかなという気がします。
新卒で新設保育園に入ったときはとにかく試行錯誤の毎日で、疲れて帰ったらすぐ寝るなんていう日が続きました。
現在新設保育園で働いてから数年経ちましたが、初年度はばたついたものの、今は自分たちがやりやすいようなカリキュラムを作ることができています。
新卒で保育園に入って、転職を考えている人がいれば、一度検討してみてくださいね。
